魚書店~アドレナリンどころじゃない~
たまたまみの魚書店へようこそ。
風邪をひいたときやけがをしたときに「アドレナリン」を感じる事って結構あるじゃないですか。どれだけ熱があっても何が何でも仕事に行く。けがをしているけれど試合に出る。など、アドレナリンのおかげで乗り切れたという事は私もたくさんありました。
高校生のころ、調理師免許を取るための授業は1コマ休むたびに教科書を3ページ丸写し。という謎の欠席課題を科されるため意地でも授業に出たかった私は、かなり体調が悪い中5時間目まで粘りました。
あと1時間は普通教科だ…と思った瞬間に急激に体調が悪くなり、熱を測れば40度。これこそアドレナリン…ただの意地かもしれませんが。
そんなアドレナリンをドバドバ出している人が沢山出てくる、以前ご紹介した小説の解決編をご紹介したいと思います。
『テトラド2~統計外暗数犯罪~』
こちらは『吉上亮』さんの作品です。警視庁統計外暗数犯罪調査課というなんとも難しい名前の付いた部署で「共感能力がない男×空気が読めすぎる少年」がタックを組み、通報に至らず見過ごされた犯罪を洗いなおすという任務をこなしています。
1巻では「テトラド」というものがどういうものか。と言う内容と「テトラド」が引き起こす犯罪についてがよくわかる内容となっていました。以前ご紹介した時にもお話ししたかと思うのですが、この小説目に見えるように想像しやすいのです。
1巻も2巻もかなり壮絶なシーンが多く、目まぐるしく事態が変わっていくのですが、そんな展開でも頭がついていけるのです。ただ今までになかったパターンのストーリーなので情報量が多く、そこを理解するのに少し時間はかかりましたが…
そして。私の気になる観点がずれているのかもしれないのですが…
そんな状態でも人間って生きていられるの?
この小説で私が何度も思ったのはこれなんです。1巻はともかく、2巻ではかなり瀕死の状態の人物が登場します。もちろん亡くなっていく人もいるのですが、いくらアドレナリンが出ているからと言って人間強すぎやしないか…?というのを今回かなり感じましたね。
小説やアニメ、映画などではよくある話かもしれませんが、こちらの小説が「非現実」というよりも「近未来」な小説な為、どうしても現実と照らし合わせてしまうんですよね…「転生」や「魔法界」のお話なら「あ~」なんて反応で終わらせられたことかもしれないのですが、どうも「人間味」が強いので、そんなことを考えてしまいました…
医療に詳しいわけでもないので、本当に生きていられるのかもしれないのですが、いやぁこれはかなり頑丈な体の持ち主たちですよ。
また2巻では、「共感能力がない男」が1巻ではなかった変化を見せます。共感ができない理由としては幼少のころに脳組織を損傷したためとなっておりますが、色んな人と関わりたくさんの壮絶な場面に出会う中で芽生えた変化が、色々なところで見られます。
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かなり読み応えのある作品です。目に見えるように想像できるほどに細かい描写が描かれていて、まるで映画を見たかのような満足感でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました!またのご来店お待ちしております!