魚書店~時系列と神と奇妙と最高~
たまたまみの魚書店へようこそ。
小説の続編が出るにあたって、時系列の前後って普通にあるじゃないですか。あれって結構読んでいる側の興味をひきつけませんか?わざとそのような仕組みにしていることで、面白さを引き立たせる。アニメなのでもよくありますよね。
1巻 現在
2巻 過去
3巻 1巻が進んだ現在
という風に過去からの時系列ではなく、話の中核である現在を先に伝えることによって複雑な過去を理解しやすくしている。と私は勝手に思っているのですが、どうなんでしょう…?
実際、現在を先に読んだことで正しい時系列で読む時よりも分かりやすい時は多々あります。ただ「過去に戻るなら先言っといてくれる⁉」という事もありませんか?
1巻が完結し2巻の過去へ突入する時
1巻の続き少々 ➡ 過去 ➡ 戻って現在少々
というような書き方をよく目にします。これ凄い面白くて私的には好きなんですけれども…
1巻の続き少々 ➡ 過去
に切り替わるときに、急に切り替わる事ってあるじゃないですか。もちろん章が変わったり1ページだけ変わったりしたりはするんですけど、何も言われずまま時代が変わると理解するまでに結構時間がかかってしまうんですよね。
…私が理解していない、もしくはちゃんと読んでいないだけかもしれませんが。
今回ご紹介する小説は、まさに
1巻の続き少々 ➡ 過去 ➡ 戻って現在少々
この構成となっている物となります。
『領怪神犯2』
こちらは『木古おうみ』さんの作品です。以前1巻をご紹介させていただいたんですが、もうこの2巻もめちゃくちゃ面白い。大好きです。ようやくこの独特で限界の想像をさせられる世界観にも慣れ、スムーズに読めるようになりましたが、この続編もまぁかなりのキャパオーバーでした。
『領怪神犯』について軽く説明すると「理解不能な神々による超常現象」です。そしてお話の舞台はその調査をする特別調査課となっています。1巻ではすでに特別調査課という組織の中での話でしたが、2巻ではその前身である「領怪神犯対策本部」でのお話になります。
前作に比べて、かなり登場人物のキャラクターが濃いように感じましたね。
そして『木古おうみ』さんのセンスを感じるのが神々の名前なのです。最後の章では「そこに在わす神」という神が出てきます。
そこにおわすかみ?え?
ってなりませんか?これだけ聞いたら「○○という神がそこにいる」と言う意味合いに聞こえますが、「そこに在わす神」というのが神の名前なのです。なんかもうセンスが良すぎてよく分からないですよね。中には聞いてなんとなくわかる神もいるのですが、ほとんどがこのような「木古さん節」全開なのです。
2巻では、1巻で感じられなかった「登場人物も神と同じくらい奇妙」という面白さがあります。結局この人はいい人だったのか?悪い方だったのか?奇妙過ぎてまだ把握しきれていません。もう1度読むつもりでいます。必ず。
そして3巻。また語りだしたらきりがないので別の機会にさせていただきたいのですが「1巻が進んだ現在」。これがまた最高なんです。
1~3を通して、常に何かが起きている。常に何かの力が働いているという状況が本当に最後まで飽きを感じさせず最高に面白いです。
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やっぱり私、これ好きです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!またのご来店お待ちしております!