魚書店~来ました警察好きにたまらない傑作~
たまたまみの魚書店へようこそ。
私仕事で朝早くに出かけるので、6時前に警察署の前を通るのです。まだ町が動き出していない時間帯の警察署内の明かりってどうも気になりませんか…?小説の読みすぎなのかもしれませんが、2階や3階の部屋に明かりがついていると「…何か調べもの?」「事件?」と考えてしまいます。
今日も道路を挟んで向かい側にある警察署を覗きながら歩いていると、いつも2~3部屋しか明かりのついていない署内が、すべての部屋の電気をつけられていました。これはもう想像しまくっちゃいますよね。小説の中と実際の警察での違いはどれほどのものなのかは分かりませんが、その明かりの中では警察官の人達がなにかしらの仕事をしている訳ですから、不謹慎かもしれないですがワクワクしないわけないんですよ。
今回はそんな「THE警察小説」な本をご紹介します。
『石の繭~警視庁殺人分析班』
こちらは『麻見和史』さんの作品です。たくさんの警察小説を書かれている有名作家さんですね。『石の繭』はドラマ化されており、私はこのドラマから小説を知りました。木村文乃さん主演のドラマで、内容の変更こそ少しありましたが、これが結構面白かったんですよ。小説を読む前に見たというのも多少あるかと思いますがかなり気に入っています。
モルタルで固められた変死体が発見されるところからお話は始まります。この警視庁殺人分析班シリーズでは、かなり奇妙な、意味深な遺体が発見されます。警察小説なんだから当たり前だろと言われればそれまでですが、雰囲気がどこかほかのミステリーとは異なっていて深みが出されています。
ついこの間殺人分析班シリーズの『蝶の力学』を読み終えた所なのですが、この記録を書く上で1年ぶりくらいに『石の繭』を少し読み返してみたのです。どこのページを開いても内容が濃くて、どんどん謎が深まっていくストーリーです。
そしてこのシリーズ、主人公の如月塔子の成長物語でもあります。女性の警察官を育てるという現場実習のようなもので、どの現場でも捜査一課の切れ者で変わり者である上司とともに行動することになっています。
如月塔子の突拍子もない発想、女の感らしきものが事件を解決に導くこともしばしば。なんでそんなことに気づいた⁉と思う事も無くはないのですが、警察官という職業を続けていれば勘というものはやはり身につくものなのでしょうか…
…どれだけミステリーやサスペンスの小説を読んでいても一向に私の推理力は磨かれないのですがどうしたらよいのでしょうか。
警察小説のあるあるなのかもしれないですが、主?となる登場人物がとにかく多いんです。こちらもお優しいことに最初に人物の名前と階級などを書いてくれているのですが、「課長」「管理官」「係長」の性格を覚えるのに大変手こずっています。
まだ皆さん読みやすい名前なのでそこは分かりやすいのです。ただ、それぞれの性格を知っていた方がもっとスムーズに読み込めるようになる気はするのですが…「課長」「管理官」「係長」ってそんなに頻繁に出てこないじゃないですか。だから一向に覚えられなくて…未だにあやふやです。
まぁでも、面白いから良いんです。何でも。面白いから。
『麻見和史』さんはシリーズものがかなり多いので、他にもご紹介していこうと思っております。
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