たまたまみの魚書店

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魚書店~映画の悲しみ~

たまたまみの魚書店へようこそ。

 

 映画はお好きでしょうか?私も最近になって映画館に行くようになったのですが、やっぱりいいですね。ネットサービスでは感じられない臨場感とあの雰囲気。ただ1つ懸念点があるとすれば、人が多い。という事でした。

 就職を機に実家を離れ都会に出て来たは良いものの、どこに行くにしても人が多いこと難点でした。近くの映画館へ始めて行ったときの息苦しさと言ったら驚きの物でした。

 なので最近は、映画を見るためにわざわざ地元まで戻っています。朝早くに家を出て地元まで戻り、近くのコメダ珈琲で朝ご飯を食べてから朝一の上映を見に行く。

 

 これが何ともいいんですよ。人の少ない時間に活動して明るい時間に帰ってくる。朝活のすばらしさを感じる瞬間なんですよね。

 

 そんな最高の時間を与えてくれる映画にも少し悲しい瞬間があったりしませんか?

 

「小説の実写化」

 

 実写化されるたびによく言われる話ですね。これはものによって異なりますが、これってかなり難しいと思いませんか?300~500ページもある小説を2時間程度の映像にまとめること自体が大変ですよね。小説をすでに読んでいる人ならなおさらそれを感じると思います。

 

「大切なあの要素どこ行った?」

「なんか人が変わってる気がする」

 

 実写にするにあたって内容をわざと変えている部分もあるとは思うのですが、やっぱり原作の小説が面白いのであって、内容の変わったストーリーだとどこか物足りなくなってしまいます。

 

 今回は私が表紙が擦り切れるまで読んだものをご紹介します。

 

 

『屍人荘の殺人』

 

 

 こちらは『今村昌弘』さんの作品です。ミステリランキングを4冠達成するという衝撃のデビュー作でした。映画化すると知ってから読み始めたものなのですが、かなり面白いです。

 

 大学のミステリ愛好会が大きな事件に巻き込まれるストーリーなのですが、何せスケールが大きい。話の流れや枠組みだけを聞けばありそうな内容なのですが、そこから枝分かれする出来事が膨大で、次々と事態が変わっていきます

 

「21世紀最高の大型新人による、前代未聞のクローズ・ドサークル」

 

 と本の帯にあるほどに、かなり評価の高い小説です。現に本当に面白い…。

 

 映画での主要人物3名の出演者は公表されていたので、想像がしやすかったのですが、やはり複雑なクローズド・サークル。建物の構造を理解するだけでかなり大変でした。

…まぁ途中から放棄して勝手に我流の理解をしはじめましたが。

 それでも十分楽しめましたね。

 

 映画は映画で、かなりコミカルに作られていました。こちらはネット配信が始まってから見たのですが、5割ほどが省かれて作られていました

 小説を読まずに見ていたらもっと面白く感じれていた。どの実写化にも言える事なのですが。

 

 でもテンポが良いので、何か作業をしながら見るには良い重さの作品です。未だにYouTubeと同じように掃除をしながら、料理をしながら流し見をするときに見させていただいています。

 

 お話は『屍人荘の殺人』だけで終わらず、今もまだ完結していません。どれも違った面白さがあるのでまたご紹介させていただきますね。

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました!またのご来店お待ちしております!