たまたまみの魚書店へようこそ。
ホラー映画って見ますか?私は見ない。と断言します。「世にも奇妙な物語」のように少々ぞっとする分には構わないのですが「THEホラー」の物は後で後悔するのが分かっているので絶対に見ません。
悲鳴を上げるタイプ。ではなく、夜一人でトイレに行けなくなるタイプ。でもないんです。でも、ふとした時に思い出して「うわぁ…」となるのが嫌なんですよね~。
そう思って大人になるまでお化け屋敷も避けて来たのですが、この間「太秦映画村」に行くことになり、せっかくだからお化け屋敷に行こうと入ってみました。雰囲気からかなりゾクゾクとするものがあり、自分がどんな悲鳴を上げるのかも分からず怖さとワクワクが入り混じっていました。
結果。1度も悲鳴が出ませんでした。
いや、決して怖くなかったわけじゃないんですよ。しっかり怖かったし不気味で気持ち悪かったんですけど…お化け屋敷って絶対に役者の人はお客さんに触れてはいけないって言うじゃないですか。それが頭にあったからか「あ、絶対10センチくらい手前で止まってくれるんだ…」なんてのんきに考えてしまい、何も反応が出来なかったのです…
一緒に行った相手は「思ってた反応と違った」となぜか悔しがられましたね。
と、逸れた話は置いといて…
私の本棚には「角川文庫」さんの本が数多くあります。多い理由は多分、シリーズものが多いからなのだと思いますが…その中で「ホラー部門」はほとんどないのですが、小説で言うホラーと民俗学ミステリーの区別が私の中でよくわかっていなくて、本の帯に「神々」なんて書いてあったので、ホラーだと思わずに買った。そんな本をご紹介します。
『領怪神犯』
こちらは『木古おうみ』さんの作品です。理解不能な神々が引き起こす超常現象を調査する特別調査課のお話です。カクヨムWeb小説コンテストホラー部門大賞とComic Walker漫画賞をダブル受賞し、コミック連載もされたという衝撃作です。
人知を超えた危険な現象。
これ、私、好きです。
何回読んでも読み足らない程に、想像する時間が足らないのです。本当に人知を超えた現象ばかりで、
「こっちの方が話の流れに合っているか?」
「いやいやこれだと流れに合わないな…」
などと何度も自分の想像を確認しながら読み進めていたら、とんでもない時間がかかってしまいました。ただ、時間をかけて理解しただけあって、かなり面白くなってきました。まだ納得いかない部分もあるので、近々もう一度読み直そう。と何度も思っているのですが…新しい本を手に取ることがやめられずまだ手を付けられていません…
コミック連載されているだけあって、表紙も中々私好みでした。今回は表紙50パーセント題名50パーセントで選びましたね。
3巻完結で出されているのですが、正直もっと出してほしいです。完結したものの、まだ続けられますよね⁉なんて無理を言いたいくらい、好きです。こんなにも想像のキャパオーバーを感じたのは久しぶりでした。
1巻はまだ飲み込めないところもあるのですが、これが2・3巻となるともうなんて言ったらいいか分からない良さがにじみ出てきます。
最高です。これはもう読むしかないです。
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続編の良さについては、またお話しさせていただきます。お話しさせてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!またのご来店お待ちしております!