たまたまみの魚書店

本と魚とその他いろいろ。どなたか私のお話聞いていただけませんか?

魚書店~衝撃的な出会い~

たまたまみの魚書店へようこそ。

 

  書店でゆっくりと背表紙を眺めながら本を選ぶのが至福のひと時。そう思う人も少なからずいると思います。図書館じゃなくて、書店なのです!古本屋じゃなくて、書店なのです!初めてその本を家に持ち帰るのが自分なのだと思うと嬉しくなるのは私だけでしょうか…?

 

 そんな私が出会った、衝撃的な本をご紹介したいと思います!

 

 

『憧れの作家は人間じゃありませんでした』

 

 

 こちらは『澤村御影』さんのデビュー作品となります。のちに紹介させてもらおうと思っておりますが、『准教授・高槻彰良の推察』がドラマ化された作家さんですね。

 

 普段は家の近場にあるところか駅に直結している書店を利用していたのですが、この本と出合った日は用事があって車でしか行けない場所に行っていました。待ち時間があったので近くにあった書店へと足を運んで、ふらふらと本を眺めていました。

 

 2~3冊ほど手に持ち、そろそろレジへ行こうかと思ったときに、ちらっと目に入ったのがきっかけでした。

 私の本を選ぶ時の基準として入ってしまう表紙のデザイン。私の中では題名やあらすじよりも判断材料として重要なんです。

 …もちろん失敗する時もありますが

 

 その時は初版ではなかったのに、偶然にも表紙を向けて陳列されていました。本を読んだ後に、あれは私に読むように仕掛けていたんじゃないか。運命だったのでは。なんて思ってしまう程に読んでよかったと思っています。

 

 内容としては題名の通り、人間ではない作家編集者のお話です。

 

*ここからはネタバレとなってしまう可能性があるので、読もうと思っている方はご注意ください。もちろん読んでいただいても支障のない範囲での説明になるように頑張ります…

 

 

 『吸血鬼』が作家として活躍している世界…というより、『人外~人ならざる者~』が日常に紛れ込んでいる世界。

 その吸血鬼は、編集者が大好きで大切にしている本の作家だった。そして吸血鬼の特性を買われた彼は、害をなす人外の存在を取り締まる警察に振り回される。というのが大まかすぎる説明です。

 

 吸血鬼は長寿で、その間ずっとある人を探し続けているという事だったのですが…なんとなく1巻読んだ瞬間にその相手に心当たりはありました。実際正解だったし、4巻までありましたがそんなことどうでもよくなるくらいにとにかくよかったんです。

 

 あまりうまくは言えませんが、表現が綺麗。というのでしょうか。話の中で人がなくなったりケガをしたりするのは当然なのですが、死を粗末に扱わない。どこまでも言葉が綺麗。というところが私の押しポイントです。

 

 もちろん1番は小説の内容なのですが、難しくない言葉でこんなに綺麗に表現ができるのか…と、読んだ後に綺麗な溜息をつきたくなる。そんな本でした。読んでいるうちに、

「この妖怪初めて聞いたな…」

などと新たな発見ができるのも非常に面白いです。

 

 4巻のクライマックスなどは早く先が知りたくて、めちゃくちゃ駆け足で読んだのを覚えています。あ、もちろん後から4回ほどゆっくり読みなおしましたよ?

 

 この本の良さを誰かに知って欲しいのに、私の周りでは小説を読む人が居なくてあまり理解を得られず悲しかったのです。それをこうやって、下手ではありますがここで記録することが出来てよかったです。

 

 私の分かりにくい説明でも、もし興味を持った方がいればぜひ読んでみて欲しいです!

 

憧れの作家は人間じゃありませんでした 角川文庫 / 澤村御影 【文庫】

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最後まで読んでいただきありがとうございました!またのご来店、お待ちしております!